title.jpg

Basic Level 4A《艤装》

ベーッシクレベル4Aでは正しいクローズホールド・ランニングを学んでいきましょう!

【4Aの目標と合格ライン】

セーリング

基準艇の近くに集合ができる

クローズホールド・ランニングを安定して走る。正しい角度で走る

艤装

コントロールライン(バング、カニンガム、アウトホール)の説明と風に合わせてセッティングできる艇の安全チェックと簡単なメンテナンス(トラベラー、メインブロックなど)

 

出着艇

2艇ペアで一緒に出着艇をする

 

セーフティ

混雑した状況でも他艇にぶつからずに止まる落水者救助が出来る

 

キーワード

クローズホールドのセールセッティング
クローズホールドのベストVMG
ランニングの走らせ方とセールセッティング

【4A艤装目次】

艤装

【チェックポイント】

・セールセッティングのためのコントロールラインの使い方

・バング:キッキングストラップ(バング)  

・カニンガム

・アウトホール

・ランニングのセールのセッティング

【Level4A 艤装】

目標

◦コントロールライン(バング、カニンガム、アウトホール)の説明と風に合わせたセッティングができる◦艇の安全チェックと簡単なメンテナンス(トラベラー、メインブロックなど)ができる 

→GOAL!

 

【RS aeroの艤装】

 

【RS aeroの解装】

CHECK POINT!

 

【セールセッティングのためのコントロールラインの使い方】

下記イラストに示したように、カニンガムはセールの上の部分、キッキングストラップ(バング)は中程、アウトホールは下部のパワーをコントロールします。パワーアップ、ダウンはスピードや安全に大きく影響しますので正しい準備と原理を学びましょう。

img14.png

 

・バング:キッキングストラップ(バング)

バングはセールのリーチのテンションをコントロールします。バングを引いて リーチに強くテンションがかかると、マストが弓なりに曲がります(ベンド)。 マストが曲がるとセールは中央部分が横に引っ張られセールが浅くなるためパワーダウンします。( 通常、セールは多少のベンドした状態を初期設定としたセールカーブを作っていますのでライトウィンドでもマストベンドが必要です)

 

また、バングを引くとドラフト(セールの中心)がリーチ側に移動するため、バングを引き込んだら必ずカニンガムをひいてドラフトの位置をセール中 央に戻しておきましょう。RSaero・レーザーのセールはベンドさせた状態が初期設定です。RNB セールはほんの少しベンドさせた状態が初期設定です。詳しく知りたい人はセールを平面で広げてみるといいです。注・RNB はhsc のオリジナルセールサイズで(ラジアルサイズノーバテン)という意味です。マストのベンドが少なく、アウトホールを引き気味で走るように設計してあります)

 

バングをかけマストをベンドさせると、メインシートをトリムするときにブームがスムーズに横移動します。バングがかかっていない場合は、ブームはまずは上に上がり、その後に横に移動するために強風でメインシートを出す際にマストがまっすぐになりセールが深くなり、逆にオーバーパワーになってしまうため、強風ではしっかりとバングを引くことで浅いセールの形状を保ちながら、風を逃がすことが大切です。

 

ただし引きすぎるとメインセールを出そうとしても横に大きくは出にくい、などコントロールが難しくなり沈の原因になることがあるので注意が必要です。適度なバングテンションを覚えましょう。バランスの良いセールシェイプは、ボートバランスがフラットになった時にヘルムを感じないで、まっすぐに走ることができます。

 

ダウンウィンドではリーチの開きをコントロールすることで、スピードに大きく影響します。バングを緩めるとドラフトが後ろ、少し上に移動しリーチが開くのでボートが不安定になります。ローリングが激しいときはバングを引き込むと安定します。テンションがかからない状態から少し引いたところが目安です。ビームリーチはクローズとランニングの中間程度に引きます。

img15.png

 

・カニンガム:

セールのラフのテンションをコントロールします。カニンガムを引くとセールのパワーの中心(ドラフト)がラフ寄りに移動します。ダクロン素材の生地は伸びるので、風が強くなるとセールの中心(ドラフト)が風圧によりリーチ側に移動するため、カニンガムを引いてドラフトを前に移動させ、セールの中心に戻します。それによって風がきれいに流れるようになります。バングを引いてラフにしわができたらしわがなくる程度に引き込むといいでしょう。

 

オーバーパワー( ハイクアウトでヒールを抑えられなくなったらカニンガムをさらに引き込むとセール上部のリーチが開きやすくなり、風が逃げやするので、ヒールする力が小さくなります。オーバーパワーでハイクアウトをしてもヒールがおさまらない場合は風では引けるだけ引いてもよいでしょう。オーバーパワーでない場合は上り角度に影響するので引きすぎないようにしましょう。

img16.png

 

・アウトホール:

アウトホールはセールの下部1/ 3の深さをコントロールします。アウトホールを引くことによりフットの部分が浅くなります。浅いセールは高速のスピードに対応しやすいですが、低速からの加速には弱くなります。深いセールは、低速からの加速がよくパワーがつけやすくなります。ブームとセールの間を手で測ってみて、5㎝~15㎝くらいが適当です。引きすぎるとパワーがなくなり走らなくなっていますので注意しましょう。一般的に波と風の強弱によってアウトホールは下記のようにセッティングします。

波あり ⇒ 深く

波なし ⇒ 浅く

微風・強風 ⇒ 浅く

中風 ⇒ 深く

「アップウィンドでセールをパワーダウンする」

ヒールがきつい強風時はセールのパワーを減らすことで楽に走れるようになります。セールのパワーをコントロールする方法は大きく 2 つあります。

1.セール面積の選択

まず、風域から判断して、セールの面積を決めていきます。単純に面積が大きなセールほどパワーが大きく、小さなセールほどパワーが小さくなります。パワーが大き過ぎても、小さ過ぎても艇は走らせにくくなります。風域と自身のウェイトに合わせた適切なセールの大きさを知っておきましょう。

2.コントロールラインの調整

セールのドラフトが前に来ると⇒リーチが開いて風が逃げる
セールを浅くすると⇒スピードがありパワーが少なくなる

パワーダウンする
 

【ランニングのセールのセッティング】

・バング:

ランニングではリーチのテンションをコントロールすることでローリングを防止することができます。緩めすぎるとリーチが開きセールの中心が上の方に行くのでローリングが大きくなります。締めすぎるとガストが入った時にリーチのテンションが利いているためにメインセールを出しても風が逃げにくくブローチング( 急激にヒールして舵が利かなくなり) する場合があります。

 

バングによってリーチの開き具合が変わりスピードに大きく影響することを覚えておきましょう。バングはまず全開に緩めたところから引いてくると、艇が安定してくるポイントがあります。リーチの開き角度を見て判断するのですが、目安としては全部緩めたところから引いてきて少しマストが曲がるところです。強風ではもう少し強く引きます。

 

艇によってはトップバテンとブームが平行になるところが目安の基本とされている場合もあります。基本をベースに走りやすいところで合わせていくのがいいでしょう。

img17.png

※艇種や風域により形状が異なります。

・カニンガム:

ランニングでは全て緩めます。

・アウトホール:

アウトホールは波があるようなら少し緩めますがレベル4の段階ではクローズホールドと同じままでいいでしょう。基本的にはランニングでは緩めクローズでは引きます。ビームリーチがその中間くらいにします。強風のビームリーチでリーワードヒールが強ければクロースホールドよりアウトホールを引いてくる場合もあります。