Basic Level4A4B《共通練習》
【4Bの目標と合格ライン】
セーリング
高さを合わせて並んで止まる
並んでクローズホールドを走りながら
・コントロールラインを合わせる
・ガストを見てセールトリムで対処をする
・波の中でフラットを保って走る
・正しいフォームで継続的にハイクアウトができる(70%の力で)
・タイミングを合わせてタッキングする
並んでランニングを走りながら
・キッキングストラップ(バング)センターボードの調整
・バイザリーを走れる・ミートした場合に他の艇と接触を避けることができる(急激なベア、タック)
・ゲートスタートから練習ができる
艤装
RSaero の取り扱いと注意
出着艇
安全部位を使ってRSaeroの出艇ができる
RSaero でセールを上げた状態での正しい運び方
ぶつけない様に船台に乗せる
セーフティ
RSaero のキャプサイズリカバリー
海上での軽度なトラブルリカバリー
(メインシートが外れる、ブームタイが外れる)
ボートにつけて剰員交代
キーワード
風に対する高さ
ウィンドシャドー
ゲートスタート
バイザリー
【4A4B共通練習目次】
風速0~1mのときの練習
ロッキング
パンピング
スカリング
風速2m~3mの場合
ラダーレスセーリング
【Level4A4B 共通練習(微軽風)】
セーリング~Sailing
風速0~1mのときの練習
【練習の目的】
船を揺らして推進力に変える動作をロッキングといいます。パンピングとはセールをあおって推進力に変えることです。これらの動作がどう推進力につながるかを知ることも大切です。レースでは反則になることもありますので注意しましょう。
【ロッキング】
(スッテップ1)
セールを引きデッキに立ちティラーを持ちながら左右のデッキに足を置き立ち上げます。頭を固定し足の踏み込みで体重の移動をして艇をロッキングさせる。5分から10分程度接触を避けるように各艇10m以上離れて行う目標マークを決めそこより100m以上離れたら戻ってきます。艇を左右に揺らすとセンターボードが水中を漕ぐことにより推進力になります。バウを沈めるとセンターボードの角度が後ろになるのでより効果的です。(魚のしっぽのようになる)
(スッテップ2)
ラダーを水中から上げてロッキング
1で感覚をつかんだら次はラダーを上げます。ラダーを上げると水中の抵抗の位置が変わるため中心が前方へ移動します。そのために乗る位置を前方へ移動させます。目安は風が1-2m吹いたときに艇をフラットにさせた状態でヘルムがニュートラルな位置です(レーザーはマストの前方、aeroはマストの後ろ)
(練習の際に意識してほしい事)
・センターを入れた時、入れないときの違いを知る
・セールを引いているときと引いていないときの違いを知る。
・前に乗っているときと後ろに乗っているときの違いを知る。
【パンピング】
セールをあおって風を入れることにより推進力につなげます。風がない時はセールを引き込んだ状態で行った方が風を入れやすく効果的ロッキングに合わせたタイミングで行うとより効果的。風がある時にダウンウィンドで波に合わせてパンピングすることもありますが、それとは別の練習です。
【スカリング】
ラダーを動かすことにより推進力にする。降り角度を後ろにすると効果的です。
ロッキング、パンピング、スカリングでは競技では制限され、必要以上のものは違反となる場合があります。風のない場合にビーチに戻る場合には有効な手段なので覚えておきましょう。
風速2m~3mの場合
【ラダーレスセーリング】
ヨットはラダーが無くてもボートバランス、ボートトリム、セールトリムで走ることができます。ラダーを大きく動かすと抵抗になりスピードに影響があります。ラダーを使わずにセーリングしてみましょう。
まず、ラダーを入れた状態でメインシートのエンドもしくはショックコードを用いてティラーを固定します。ティラーは多少動いてもよいですがニュートラルでない状態で、固定してはいけません。その状態でビームリーチを走ります。
ボートバランス、ボートトリム、セールトリムを利用して、まっすぐに走る自分の乗る位置を確認してください。シートを引いて少しヒールをつけると風上に行きます。シートを出しながらウインドワードヒールをつけると風下に行きます。慣れてきたらブロードリーチ、クローズリーチを走ってみましょう。慣れてきたらヨットの上に立って走ってみましょう。よりヨットの動きが分かりやすいです。
次に完全にラダーを上げて同様に行います。今度はタックもやってみてください。ボートバランス、ボートトリム、セールトリムを重要性を確認できるでしょう。